2014年3月29日土曜日

「書き」だけの勉強が悪いわけではない

英語教育において、日本は読みと書きばかりでスピーキングが不足している、ということがよく言われます。また、そのような点に着目して、英会話スクールというものが、読み書きを勉強するスクールよりも圧倒的に多く店舗を構えている状況です。

しかし、英語を使うシチュエーションが明確になっている場合は、やみくもに「英語の勉強」がしたいからと言って英会話スクールに通う必要はありません。

例えば、会社で海外の取引先と英語での書類のやり取りを多くする部署にいる人であれば、英語の文章を読んだり書いたりするスキルは必要になりますが、英会話スクールに行って日常会話に慣れたところで全く力にはなりません。

そのような場合は、スピーキングや会話でよく使う表現なんて無視して、より多く英語のドキュメントを読み込み、伝えたい内容に応じて適切な単語を使える方が重要な能力になります。また、書かれている内容を正確に読み解き、日本語で説明できる能力も必要になるでしょう。

「英語の勉強」だからといって英会話スクールにお金を出して通う必要は全くありませんし、通っているから英語ができる人になれるとは限りません。

人それぞれ、立場や使う場面に合った勉強方法を見つけることが必要です。

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